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「イタンジの成長スピードを加速させ、GAテクノロジーズグループの基盤をより強固なものに」GAテクノロジーズ新執行役員・井口俊介インタビュー

2024年11月1日、株式会社GA technologies(GAテクノロジーズ)の執行役員に、井口俊介が就任しました。

※プレスリリースはこちら

今回の記事では、井口の経歴や就任の背景、そして今後の意気込みについてインタビュー形式でお届けします。

profile

井口 俊介
2010年に新卒でジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に入社。約7年間、営業・トレーニングおよびプロダクトマーケティングに従事。2019年、Ross School of Business, University of MichiganにてMBAを取得し、エムスリー株式会社に入社。製薬マーケティング支援事業において、プラットフォーム系サービスのサービス事業責任者(サービスオーナー)、コンサルティング営業・CS/プロジェクトマネジメント部隊のグループリードを経験。また、グループ会社の代表取締役も務める。2024年7月、イタンジ株式会社 取締役 副社長執行役員 COOに就任。

前職で身につけた「一人ひとりが経営者としての意識を持ち、事業に関することはすべてやる」という姿勢


ー これまでのキャリアについて教えてください

新卒で、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に入社し、セールスとしてキャリアをスタートさせました。その後セールス兼セールストレーナーとしてもキャリアを重ね、そこからプロダクトマーケティングも担当しました。
その一方で、グローバルな環境でも闘えるようなスキルやマネージメントを身につけたいという思いもずっと持っていました。ジョンソン・エンド・ジョンソンに7年半ほど在籍した後、ある程度まとまったインプットを経験したいという思いから、アメリカへのMBA留学を決意しました。

ー MBA留学を経て、ヘルスケアテックのリーディングカンパニーであるエムスリーに入社されました。

MBA卒業後はいわゆるコンサルティングファームに転職するつもりで、留学中にも海外の大手戦略コンサルティング会社などでインターンを行っていました。けれどインターンを通して、やはり自分はオーナーシップを持ったうえでプロダクトの価値を伸ばし、それを顧客に届けていきたいと感じました。
また留学中に、海外における日本のプレゼンスの低下を肌で感じたこともあり、日本人として日本の企業で闘っていきたいという思いも強くなりました。
その中でエムスリーを選んだ理由は、社内にいわゆる大手コンサルティング会社出身のメンバーが多く、事業側に立ちながらも自分が求めているビジネススキルやカルチャーを身につけることができるのではないかと考えたからです。

ー エムスリーでは、コンサルティング営業やプロジェクトマネジメントのグループをリード、またグループ会社の代表取締役も務め、様々な⾓度からデジタルを通じた製薬会社の課題解決に取り組みました。

エムスリーでは本当にいろいろな経験をさせていただきました。そうした経験を通して、エムスリーが社として大切にしているものを身につけることができたと思っています。

それは一言で言うと「経営者目線」です。事業成長に必要な「ヒト・モノ・カネ」はもちろん、事業数値や業績に対して強くコミットする姿勢、事業を成長させるために必要なことであれば部署や職種は関係なく、やれることを全部やるというマインドセットです。

エムスリーでは、そのようなマインドセットのもと、事業責任者として、ファイナンス以外のすべての業務を担ってきました。
運営上必要な事業計画を立て、それを実行するためにKPIに落とし込み、タスクマネジメントを作成して必要なタイムラインを引く。メンバーに対してマインドセットをしてチームを機能させ、ビジネスを推進する。さらには事業の中で報酬制度改定や、メンバーの評価や育成、採用まで包括的に取り組みました。

今のイタンジの事業フェーズに、自身のこれまでの経験とスキルが存分に活かせると確信


ー そこから、GAテクノロジーズグループであるイタンジへ参画を決めたのはなぜでしょう?

直接的なきっかけは、「たまたまのご縁をいただいた」ということになります。ちょうどイタンジの体制が変わるタイミングで、知人から「面白い機会かも」とGAグループ代表の樋口さんとの面談の機会を頂戴したのがきっかけです。

樋口さん、永嶋さんをはじめ、イタンジやGAテクノロジーズのメンバーと会って話をする中で、今のイタンジの事業フェーズとビジネスドメインが、私がこれまで経験してきたこと、これからチャレンジしていきたいことと合致しており、自分が身につけてきたスキルや経験を存分に活かしながらイタンジの成長に貢献できると感じました。

イタンジは、これまで「0→1」「1→10」というフェーズに取り組んできましたが、ここからまさに新たな成長段階に入っているのを感じます。前職でプラットフォームの事業責任者を務めた経験を余すことなく活かしていきたいです。

もう一つは、GAテクノロジーズグループのビジネスモデルのユニークさに惹かれたからです。
私自身はDXやSaaSの専門家ではありますが、DXはリアルの世界を変えるための手段に過ぎないと感じています。DXは人々の生活や、人と人との取引といったリアルの基盤があってこそ成立しています。その点で、イタンジを含むGAテクノロジーズグループは、不動産投資サービスのRENOSYというリアルのビジネスと、不動産業務SaaSのイタンジというテクノロジーのビジネスの両方に取り組んでいます。またRenters Warehouseやタイ法人など複数の海外企業もあります。このようなリアルとテクノロジーの融合を実現し、かつグローバル展開をしている企業は世界的にも珍しく、こうしたビジネスドメインに唯一無二のユニークさを感じます。

ー 実際に入社されて、GAテクノロジーズやイタンジに対してはどのような印象をお持ちですか?

勢いがあり、いい意味で荒削りな印象があります。ただメンバーの行動指針である「GA VALUES」や新たな人事制度の導入といったカルチャーの浸透や、仕組み化の検討・定着に関しては、いわゆる「10年目企業」としてはかなり早い方だと思います。今後さらなる成長を遂げるうえで、企業としての芯となるカルチャーや仕組みの重要性というものを理解し貪欲に取り組んでいるなと感じます。

イタンジの成長スピードを加速させ、GAテクノロジーズグループの基盤を支える


ー イタンジの事業副統括として GAテクノロジーズの執行役員に就任されました。今後取り組んでいきたいことを教えてください

イタンジの業績をしっかりと伸ばしていきます。 イタンジの業績を伸ばし、GAテクノロジーズの基盤を支えることが、イタンジの副社長として、またGAテクノロジーズの執行役員としてのわたしの最も重要な責務だと考えています。
また先ほども申し上げた通り、リアルとテクノロジー、そしてグローバル展開にも取り組むGAテクノロジーズならではの事業のつながりをうまく活かして、イタンジの成長スピードを加速させ、そこで得た知見をグループ全体に還元するという好循環を創り出していきます。


撮影:今井淳史

※本記事は作成時点での情報を参考にしております。最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。