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一人ひとりの技術力を高め、組織の生産性向上を目指す|GAテクノロジーズ新執行役員・田渕恵人 就任インタビュー

2023年11月1日、株式会社GA technologies(GAテクノロジーズ)の執行役員VP of Software Engineeringに、田渕恵人が就任しました。

プレスリリース「新経営執行体制に関するお知らせ」

この記事では、田渕の経歴や就任の背景、今後の目標や意気込みについて、インタビュー形式でお届けします。

Profile

田渕 恵人 / Keito Tabuchi
2019年、GAテクノロジーズに新卒入社。グループ会社のイタンジに出向し、「OHEYAGO」などのプロダクト開発に従事。エンジニアとして幅広く活躍し、2019年から2021年の3年間で4度の全社表彰を獲得。現在はRENOSY Xで「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY」の開発責任者を担当。

エンジニアとして成長できる環境を求めて


— これまでのキャリアをお聞かせください。

大学では研究者を目指し、応用化学を専攻していました。しかし大学院に進学し、実際に研究を進めるにつれ、「研究職は自分には合わないかもしれない」と悩み始めました。そんなときに出会ったのがソフトウェアエンジニアリングでした。大学院を休学し、エンジニアになるために本気で勉強に取り組み、未経験ながらもGAテクノロジーズにエンジニアとして内定をいただきました。

就活で重視したのは「エンジニアとして成長できる環境があるかどうか」という点です。ベンチャー企業なら、年齢や経験にあまり関係なく大きな仕事を任せてもらえるのではないかと考えていたときに、GAテクノロジーズを知りました。「この会社なら急スピードで成長できそう」という直感が入社の決め手です。実際、GA BootCamp(※)を卒業してすぐ、開発責任者およびプロジェクトマネージャーとして、プロダクトの要件定義や実装などに携わることができたのは非常にいい経験でした。

※GA BootCamp:内定承諾者向けに提供しているエンジニア育成プログラム。執行役員陣自らがコードレビューからカリキュラムの監修までおこなっており、実践的な技術力を身に着けられる内容となっている。

— 入社後、どのようなプロダクトに関わってきましたか?

2019年に新卒として入社後、イタンジに出向し、内定者時代から関わっていたプロダクトをリリースしました。その後、開発責任者としてイタンジのサービス「OHEYAGO」の開発に携わりました。その他にも、SREとしてインフラ整備等を担当し、エンジニアリングマネージャーとして認証基盤や物件検索サービスなどの開発に携わりました。

現在はRENOSY Xで、「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY(以下、MORTGAGE GATEWAY)」のシニアマネージャーとして開発を進めています。MORTGAGE GATEWAYは、不動産を購入するお客様(申込者)と不動産会社、そして金融機関の三者をつなぐサービスです。ステークホルダーも多く、金融機関にも関連していることから、非常に難易度の高いプロダクト開発ですが、やりがいを感じながら取り組んでいます。


補い合いながら、会社に貢献していく


— 執行役員就任の声がかかったときの気持ちをお聞かせください。

MORTGAGE GATEWAYの開発責任者として、生産性向上やエンジニアの育成など、まだ課題が残っている中、引き受けて大丈夫なのかと不安な部分もありました。しかし樋口さんと話す中で、少しずつ考え方が変わっていきました。「これからさらに成長していけば良い。一人で頑張るのではなく、みんなで協力していけば大丈夫だ」と思うようになりました。

今回、エンジニアからは自分以外にも柿崎さんと堀川さんの2名が執行役員に就任します。3人で協力することで、会社にとってより良い結果につなげられるのではないかと考えています。どのような場面でもコミュニケーションをしっかりとることで、互いに補強し合っていきたいです。

— 新卒入社から執行役員に就任されたのは田渕さんが初めてです。入社時から役員就任を目標として考えていましたか? また、周囲からの反応はいかがでしたか?

いつかそういうことがあるかもしれないな、とぼんやり思ってはいましたが、目標地点だったわけではありません。むしろ「今より成長したい」を繰り返した先に今がある、という感覚です。

周囲からは、すごくたくさんの方に「就任おめでとう」とお祝いの言葉をいただきました。職種が異なる方なども、廊下ですれ違ったときなどに声をかけてくださって、「GAらしいな」と思いました。


一人ひとりの技術力を高め、組織の生産性向上を目指す


— 執行役員として、今後どのような部分に注力したいですか?

エンジニア組織として、技術力を上げていきたいと考えています。一人ひとりのスキルアップによって、エンジニア組織の生産性を向上させたいです。

また、組織のスケーリングを視野に入れて、チーフやマネージャー層の育成にも力を入れていきます。育成のために、自分自身の技術力を高めることも優先度の高い課題だと考えています。普段の開発の中で、一緒に働く人の技術力が高ければ高いほどスキルアップしやすいからです。

— エンジニアのキャリアパスについてお聞かせください。エンジニアのキャリアは、スペシャリストとして研鑽を積むかマネジメントに挑戦するか、二者択一のイメージがありますが、そういった部分についてどうお考えですか?

コーディングでは相手に伝わるようにコードを書く必要があり、コーディング以外の開発業務でもコミュニケーションをとる機会は多いです。そのため、開発業務とマネジメント業務は、コミュニケーションという部分ではつながっていると思います。

コミュニケーションにおいては、GAGSの「HEART(誠実。素直。人としてちゃんとしよう。)」や「WIN-X(仲間やパートナーと切磋琢磨。共に勝つ。)」などの考え方を重視していくことで、スペシャリストとしてもマネージャーとしてもスキルを向上させていけると考えています。
組織としてGAGSを大事にすることによって、スペシャリストとマネージャーのどちらであっても通用するようなエンジニアのキャリアパスを作っていきたいです。

— 田渕さんは入社以来、多種多様なプロダクトに携わってこられましたが、エンジニアの成長においてそういった経験の幅はどのように影響するでしょうか。

いろいろなプロダクトに関わること自体よりも、一つ一つの仕事をやり切ったことがスキルアップにつながったと感じています。GAグループは現在事業の幅を広げていますが、どのようなプロダクトでも、エンジニアがやるべきことはそれほど変わらないのではないでしょうか。

今自分が向き合っているプロダクトにおいて、本質的な部分に集中して取り組めば、どこでも活躍できる人材になれるはずです。それぞれのエンジニアが自分の持ち場で開発をやり切れるような環境を整備していきたいです。


撮影:今井淳史
ライター:瀬良万葉

※本記事は作成時点での情報を参考にしております。最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。